なぜもの語り
家電店に勤めていた時に「下取りキャンペーン」という販売促進がよくあった。
商品があまり売れない時期に「今なら、高額で下取りしますから、
今お使いの冷蔵庫を新しい冷蔵庫に買い替えませんか?」
という話法で、提案するものです。
リサイクルショップなどあまりないその時代ですから、下取りした冷蔵庫は
そのまま産業廃棄物処理場へ捨てられました。
たくさんの冷蔵庫が整然と並べられたその光景は、私には冷蔵庫の墓場のように
見られました。
まだまだ働ける冷蔵庫の「姥捨て山」のようにも見えました。
こんな生活がいつまで続くのだろうか?
環境は大丈夫なのだろうか?
1993年8月に鹿児島で100年に一度と言われる大災害「8・6水害」がありました。
その年の7月から8月にかけて未曽有の大雨が続き、
あちこちで河川の氾濫や、がけ崩れが発生し、多くの方々が被災されました。
地球温暖化による異常気象の始まりでした。
地球からの警告の始まりだったかもしれません。
あれから30年、今では「100年に一度の大災害」は、毎年のように
日本や世界中のいたるところで起こっています。
その原因の一つである、「CO2」の排出をストップさせなければ、
私たち人類も、地球も存続していかないと思います。
CO2を排出しない発電方法である太陽光発電を事業の柱にしているのは、
そんな思いからです。
30年前の「8・6水害」の年に創業しました。
創業以来、環境にいい仕事に取り組んでいます。